亜大ツーシーム(亜細亜ボール)の握り、投げ方

  • 公開日:2019/05/01

  • 更新日:2020/11/24

ストレートに近いスピードで打者の手元で沈む変化球
こんな投手におすすめ
  • 空振りが欲しい
  • フォークがうまく投げられない
  • 落ちる球種が欲しい

亜大ツーシーム(亜細亜ボール)とは

2015年の入団1年目から大活躍した横浜DeNAの山崎康晃投手が投げているボールで、本人はツーシームと呼んでいますが実際の変化はスプリットのような軌道です。

ツーシームと呼ぶ由来は「大学時代に先輩の東浜巨投手(ソフトバンク)からこのツーシームを教わった」と山崎投手本人がテレビなどで紹介したからです。

その後、東浜投手からこのボールを伝授された亜細亜大の後輩である九里亜蓮投手や薮田和樹投手(ともに広島)が活躍したことによって注目されるようになり、亜細亜ボールや亜大ツーシームと呼ばれるようになりました。

しかし、東浜投手本人は「シンカーと呼んでいる」とのことで、さらにこのボールを使用しているとされる上記4名の投手はそれぞれ握りやリリースにアレンジを加えているため、軌道がそれぞれ異なり魔球と呼ばれています。

握り

FRONT

亜大ツーシーム
人差し指と中指を広げて縫い目にかける。

SIDE

亜大ツーシーム
親指は軽く縫い目にかける。

BACK

亜大ツーシーム
通常のツーシームより人差し指と中指を離して握る。

投げ方

以前紹介したツーシームやスプリットのようにスナップは利かせず、手首をロックしてリリース時に投げたいコースへ親指を押し込むように投げます。

ワンポイント

手首のロックとは親指を投げたいコースに突き刺すイメージです。

このイメージはチェンジアップやツーシーム、ワンシームにも応用できます。

軌道

ストレートに近いスピードでスプリットのように打者の手元で沈みます。

まとめ

私が投げて感じたのは速いスピードで鋭く落ちましたので、スプリットのようなボールだと思います。

ツーシームの感覚で投げて簡単に落ちますのでフォークの握りが合わない方は試してみてはいかかでしょうか。