公開日:2019/03/29
更新日:2020/11/20
ストレート(フォーシーム)は投手にとって基本となるボールです。
ストレートを投げないと試合が始まらないですし、ストレートあっての変化球です。
メジャーリーグ全盛の昨今、「メジャーリーガーはフォーシームを投げない、常にカットボールやツーシームでボールを動かしている」とよく言われていますがそんなことはありません。
確かにメジャーリーグの過密日程と中4日のローテーションですので多くの球団が約100球という球数制限を設定しています。
その100球の中でムービングボールは省エネピッチには欠かせません。
しかし、ピンチになったときや三振を狙うときこそストレートを多投します。
ヒューストンアストロズのジャスティン・バーランダー投手やワシントンナショナルズのマックス・シャーザー投手、ボストンレッドソックスのクリス・セール投手など各球団のエースと呼ばれる投手達は三振を狙うときにストレートを投げ込みます。
FRONT
人差し指、中指を縫い目にかけリリース時にボールに2本の指が均等に力が加わるように持つ。
SIDE
ボールの縫い目が右上がりになるように縫い目に指をかける。
BACK
2本の指をくっつけ、ボールの中心を握る。
ほとんどの人間に中指は人差し指より長いはずです。
だからその身体の作りに逆らわず右投手なら右上がりの縫い目に合わせ、FRONTのようにボールを握ります。
ストレートを投げるときに速いボールを投げようと身体全体に力が入ると腕の振りが弱まります。
身体と腕の力を抜き、リリースの瞬間だけ指先に力を入れることを心がけます。
リリースの瞬間人差し指と中指に均一な力で投げられるとボールはまっすぐキャッチャーに向かいます。
ストレートはピッチングの基本です。
小さく動かすボールが全盛の今だからこそ、ここ一番ではキレのあるストレートを投げることは重要なのです。
速くなくてもいい、キレイな回転をボールに与え、キレを出すこと前提として練習してみてはいかがでしょうか?