パームボールの握り、投げ方

  • 公開日:2024/08/04

  • 更新日:2024/08/04

T不安定な動きでウイニングショットに使える希少な変化球

 

こんな投手におすすめ
  • 打者のタイミングを崩したい
  • 空振りを取りたい

 

パームボールとは

パームとは英語で手のひらという意味で、文字通り手のひらでボールを包み込み、押し出すように投げる変化球です。

この変化球はリリース直後にフワっと浮くように見える為打者はタイミングが合わせづらく、打者に限らず審判も一瞬腰が浮いてしまうようなボールです。

ただ高い軌道からボールが来るので、落ちなかった場合は非常に打ちごろなボールになってしまうので注意が必要です。

 

握り

FRONT

親指と薬指、小指を縫い目にかける。

薬指を縫い目にかけることによって抜けないようにし、コントロールしやすくする。

SIDE

人差し指は縫い目にかけない。

BACK

ボール全体を包み込むように握る。

 

投げ方

ボールを手のひらで転がすイメージでストレートの時のよりもスナップは利かせて指の先からボールを抜いていくように投げます。

 

軌道

スピードは遅く、不安定な動きをします。

 

まとめ

打者には一度フワっと浮いたように映ってそこから沈んでいく軌道になりますので、目線を上下にズラしたいときやタイミングを外したいときに投げます。

パームはチェンジアップのようであり、カーブのようでもあるという不思議な変化球です。

打者からすればタイミングは崩され、目線は上下にズラされるとても厄介なボールに見えると思います。

注意する点として落ちなかった場合は非常に打ちごろなボールになってしまうので、狙いはホームベース上かつストライクゾーンの低い位置から落ちるように心がけてください。