公開日:2019/06/09
更新日:2020/11/24
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最近は日本でも投げる投手が増えてきたチェンジアップ。
メジャーリーグでは肘に負担がかかるフォークはデスピッチと呼ばれ、チェンジアップを代わりに投げる投手は多く、一番最初に覚える変化球とも言われています。
チェンジアップは握りには鷲掴みにして投げる投手、フォークのような握りから抜いて投げる投手、親指と人差し指でOKサインをつくりいわゆるサークルチェンジとして投げる投手と多岐にわたります。
ほとんどストレートと変わらない軌道でボールが打者の手元まで来てバットを振ったのに、実際にはボールが来ていない球種です。
強い腕の振りから速い球を予想しているにもかかわらず、なかなかボールが来ないためタイミングが崩されるこのチェンジアップは実は打者にとって一番厄介なボールになのです。
しかし、ストライクを取るボールというよりも相手打者の目の錯覚を誘う変化球なので、低めにコントロールできずに高めに浮いてしまうとただの打ちごろの遅いボールになってしまうので注意が必要です。
FRONT
親指、人差し指、薬指、小指をそれぞれ縫い目にかける。
SIDE
パームのような握り。
BACK
ボール全体を包み込むように握る。
同じ握りの高速チェンジアップのように手首をロックせず、ボールを手のひらで転がすイメージでストレートの時のよりもスナップは利かせて指の先からボールを抜いていくように投げます。
スピードは遅く緩く大きく沈みます。
私がナックルカーブの次に覚えた変化球で、打者にはパームボールのような一度フワっと浮いたように映ってそこから沈んでいく軌道になりますので、目線を上下にズラしたいときやタイミングを外したいときに投げます。
最初はサークルチェンジの握りで投げていましたが、よく抜けてしまって安定して投げられなかったので、メジャーリーグで活躍したトレバー・ホフマン氏の握りを参考にこの握りに変えました。
色々な握りのチェンジアップを試しましたが、この握りのチェンジアップはとても失速が強いです。
また、同じ握りでスナップを利かせず手首をロックして投げると鋭く落ちるスプリットのような軌道の高速チェンジアップになります。
高速チェンジアップについては上記で詳しく紹介しています。
どんな握りのチェンジアップでもボールを抜こうとして腕の振りを弱めることはしていけません。
腕の振りでスピードを変えようとすると打者にチェンジアップだと分かってしまいます。